全日本少年サッカー大会 沖縄県決勝
第35回沖縄県全日本少年サッカー大会は、西崎陸上競技場で、嘉数小JSC対佐敷JSCで決勝戦となりました。
なんと、過去2年連続で優勝していたヴィクサーレが準決勝で負けるという波乱がありました。ヴィクサーレの試合を自分も見たんですが、確かにパス回しや試合運びは他のチームと比べると意味があるように感じました。どのようにボールを動かすと相手がイヤなのか、スペースやギャップを作ることが出きるのか、たまたま右に出したとか裏に蹴ったとかそんなプレーが少ないように感じた。でも、以外と相手チームのナチュラルな個人技術に苦戦しているようにも感じた。
これが沖縄なのか、個人レベルなのかは分からないけど県外のように組織プレーと個人プレーがまだまだ融合していないように感じた。あるサッカー本に選手としての100点は「チームの求めるプレーが50%+個人の長所を出すプレーが50%」と書かれていました。これはもちろんプロに対してのコメントだが、小学生でも同じ考えをもって指導しても大丈夫だと思う。
ちなみに自分は年齢に関係なく本気でサッカーを「自分の意志で選んでプレー」している選手はサッカー人として扱うようにしている。だから親とも離すし、自分の事は自分でやってもらう。これからプロを目指したり良い環境でプレーしたい選手にはそれなりの覚悟と自覚が必要だと思っている。まぁなかなか本物のクラブチームでしか実行出来ないことですが・・・。
クラブチームの定義は有料でサッカークラブを運営する。そして、有料な分親への負担はなくなります。もちろん最低限の送迎・連絡・対応などはありますが。俗にある(水係り、審判、運営、祝賀会など)クラブスタッフの仕事になります。サッカーだけで生活するプロのコーチが指導し運営し心身共に成長することを目指している。県外では5割以上がクラブチームであり、2時間以内であれば通っている子ども達もいるのが普通の光景になっています。
話は大きくずれましたが、決勝戦の結果はなんと6-1で嘉数小JSCが圧倒的な強さで頂点に立ちました。後半に6点を取るという風上大作戦が大当たりで終わってみれば圧勝になりました。嘉数小・佐敷小共に学校が母体になっているいわば部活のようなサッカーチーム。1つの学校単位でどのような指導をしたら決勝に残るような強さを育てきれるのか興味があります。今度、近いし佐敷小にでも練習見に行こうかな!
あ、後8人制の公式戦を始めて見たんだけど感想としては11人制と何が違うのかなぁ~って思いました。ボールに触る機会が多いとかマッチアップが多いとか聞いていたんですが、特にそんな印象は受けなかったなぁ。ピッチも8人制用に小さくなっているし相手も8人だしなぁ。ん~後ろと前に上手な選手を置いてなるべくその選手でサッカーをしようとするチームが多ければ何人制でも一緒だと思うんだけど、それよりはトレーニングゲームでよくやるチームで5回パスを回してからしか攻撃出来ないとかの方が攻守の切替やパスの意味合いが深くなるような気がしますが・・・このゲームだとまず、相手ボールになったら5回パスを回させない(素早いプレス)/5回しっかり回す(ポジェッション)・どのようにボールを回す(前に進みながらなのかバックで5回なのか)/どこで奪うのか(相手選手や自チームの狙い)・遅攻と速攻の使い分け(ボールを回しながら相手を動かす)/相手がボールを回している間に組織を作る(チャレンジ&カバー)など1つのゲームで簡単にサッカーを教える事が出きるので本当に良いトレーニングだと思う。まぁ公式戦では色々複雑で難しいかもしれないけど。
もっと自分もいろいろ見たり聞いたり調べたり読んだりして指導者としてのレベルアップを目指したいと思います。ふぅ俺が元プロだったりサッカーが上手だったらサッカー経験だけで上手い選手を育てたり出きるのかもしれないけど、全くの下手っぴだからサッカーの勉強と指導者の勉強をしないとダメなんだよねぇ~。諦めずに頑張ります。
関連記事